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菅沼菜々、復活優勝の舞台裏 – パナソニックオープンで見せた強さと笑顔の理由

JLPGAツアー2025シーズン第7戦『パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント』で、菅沼菜々選手が2年ぶりとなる劇的な復活優勝を飾りました。ツアー通算3勝目となるこの勝利は、多くのゴルフファンに感動を与えましたが、その裏には苦悩と努力、そしてファンへの深い感謝がありました。優勝直後のインタビューから、菅沼選手の心境と勝利への道のりを紐解きます。

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2年ぶりの歓喜!菅沼菜々、復活優勝の心境

優勝を果たした瞬間、菅沼選手は「信じられない」としながらも、「すごく嬉しい」と率直な喜びを語りました。最終日のスタート前は、優勝争いを意識するよりも、まずはリランキング突破のために少しでも上位でポイントを稼ぎたい、という気持ちで集中してプレーに臨んだといいます。2年ぶりとなる勝利は、プレッシャーの中で掴んだ、格別なものだったことがうかがえます。

勝負を分けたキーホールを振り返る

今大会の優勝争いにおいて、菅沼選手自身がターニングポイントとして挙げたホールがいくつかありました。特に印象的だったプレーを表で見てみましょう。

ホール状況菅沼選手のプレー・コメント
10番パーパット(速い下りスライス)「すごくキーになった。ラインに乗せるように打った」
14番バーディーパット(11, 12, 13番で惜しいパットが続いた後)「入ってくれてすごく嬉しかった。スコアも伸びていった」 – このホールでガッツポーズも飛び出した
18番第2打(救済後、埋まったライ)「本当に焦った。開いてしっかり打って寄せた。(ラフでスピンがかからず)コロコロ転がってくれて良かった」
18番ウイニングパット「本当に嬉しかった。心から」

特に10番のパーセーブ、14番のバーディ、そして18番の難しい状況からのアプローチは、彼女の技術と精神力の高さを物語っています。最終ホールのセカンドショットは、救済を受けたもののボールが埋まってしまうという厳しい状況。しかし、冷静にクラブフェースを開いて打ち、見事にピンそばへ。続くウイニングパットを沈め、両手を挙げて喜びを爆発させました。

苦難を乗り越えて掴んだ勝利とシード権

昨シーズンはQTランキングも低く、「どん底に落ちた」「苦しかった」と振り返る菅沼選手。練習しても思うような結果が出ず、「自分を嫌いになりそうだった」「全てが嫌な感じだった」時期もあったと明かします。

そんな苦しい時期を支えたのは、ファンからの温かい応援と、好きな音楽( 乃木坂46 )を聴くことだったそうです。「悪い時も良い時も応援してくださるファンの皆さんに感謝している」と語る彼女にとって、ファンの存在がいかに大きな力になっていたかが分かります。

QT後には約1ヶ月半クラブを握らない時期を設け、「ゴルフをまた楽しいと思えるまで休もうと思った」ことが、結果的に良いリフレッシュとなり、今回の復活につながったのかもしれません。この優勝により、来シーズンのシード権も獲得。「本当に嬉しい」と安堵の表情を見せました。

パッティング好調の秘訣とファンへの想い

今大会、冴えを見せたパッティングについては、「元々得意」としながらも、ストロークでアッパーに打つことができていなかった点を修正したことが好結果に繋がったと分析します。「順回転で入ってくれた」と、技術的な改善が実を結んだことを明かしました。

ファンからの質問コーナー

インタビューでは、SNSに寄せられたファンからの質問にも答えてくれました。

  • Q: 苦しくてもファンに笑顔を向けられる秘訣は?
    • A: 苦しい中でも応援してくれる方がたくさんいるので、逆に「本当にありがとうございます」という気持ちです。
  • Q: 男子ツアーへの参戦は今回の優勝にどう結びついた?
    • A: 男子プロのプレーが速いことに良さを感じ、自分のリズムも良くなった。
  • Q: 最終日のウェアはパナソニックカラーを意識?
    • A: はい、意識しました!来る前に(青色を)準備してきました。
  • Q: 写真集のお気に入りポーズを再現してください!
    • A: (照れながら)えー!覚えてないです(笑)…(と言いつつ、振り返るようなポーズを披露)

Nana’s moment - 菅沼 菜々, 佐々木 隆宣, 福島 加奈子
Nana’s moment – 菅沼 菜々, 佐々木 隆宣, 福島 加奈子

ファンとの交流を楽しむ姿からも、彼女の人柄が伝わってきます。

来週のメジャーへ向けて
次戦はメジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。「(会場の)茨城ゴルフ倶楽部は好きなコース。パッティングも調子が良くなってきたので、上位で上がれるように頑張りたい」と意気込みを語りました。

まとめ

  • 菅沼菜々選手がパナソニックオープンレディースで2年ぶり、ツアー通算3勝目の復活優勝。
  • 最終日はリランキング突破を意識しつつ、プレッシャーの中で見事なプレーを披露。
  • 10番パーパット、14番バーディ、18番アプローチが勝負の鍵となった。
  • 昨シーズンの不振(どん底)を乗り越え、シード権も復活獲得。
  • 苦しい時期はファンや音楽に支えられ、約1ヶ月半の休養も転機に。
  • パッティングはストローク修正(順回転)が奏功。
  • ファンへの感謝を常に忘れず、それが笑顔の源となっている。
  • 次戦のメジャー大会へ向けても意欲十分。
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