2025年のJLPGAツアー第7戦「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」は、千葉県の浜野ゴルフクラブで熱戦が繰り広げられています。大会2日目は、前日のサスペンデッドによる第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、リーダーボードは目まぐるしく変動しました。
通算7アンダーで首位に立ったのは、復活優勝を目指す菅沼菜々選手と、ツアー初優勝を狙う仲村果乃選手の2人。最終日に向けて、優勝争いはますます面白くなってきました。
菅沼菜々、復活Vへ視界良好 – 男子ツアー経験を糧に
3打差の17位タイからスタートした菅沼菜々選手は、この日6バーディ、ノーボギーの「66」という素晴らしいスコアをマーク。一気にリーダーボードを駆け上がり、首位タイに躍り出ました。
復活Vへ菅沼菜々が首位浮上 ツアー未勝利の仲村果乃も並走#菅沼菜々 #仲村果乃 #パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント #ゴルフhttps://t.co/pqblco52qe
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前週、男子ツアーに出場した経験が大きな刺激になったと語る菅沼選手。「昨年1年間の悪かったイメージを払拭できたし良い人生経験になった。最初で最後かもしれないけど、宝物になりました」と振り返ります。その経験を活かし、2023年「マスターズGCレディース」以来となるツアー3勝目を目指します。最終日については「ギャラリーの方々、ファンの方々に感謝しながらプレーしたい。一打一打楽しみながら優勝を考えずにできたらいいな」と、自然体で臨む姿勢を見せています。
仲村果乃、ツアー初Vへ絶好位 – 「新鮮」な最終日最終組へ
同じく首位タイに並んだのは、プロ3年目の仲村果乃選手。2打差の8位タイからスタートし、6バーディ、1ボギーの「67」でプレー。自身初の最終日最終組でのプレーを決めました。
仲村果乃が自身初の首位に浮上 初Vへ「歓声も楽しみながらやりたい」 師匠はツアー29勝の吉川なよ子#ゴルフ
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「風が強くて難しかったけど、ショットが安定していたし、パッティングが何より入ってくれた」と、好調なプレー内容を語る仲村選手。今季は予選落ちが続いていただけに、この結果には「すごく嬉しい」と喜びもひとしおです。初優勝がかかる最終日に向けては、「新鮮ですね。歓声を楽しみながらやりたいです。結果よりも、自分が思ったプレーができるか、自分の打ちたいところに打てるか、そこだけを意識します」と、冷静に意気込みを語りました。
上位争いの行方 – 蛭田、神谷らも僅差で追走
首位と1打差の通算6アンダー、単独3位には蛭田みな美選手がつけています。この日は風と難しいピンポジションに苦しみながらも耐えるゴルフを展開。「今週は、結果よりも、強気でいこうという気持ちをテーマにもっています」と語り、最終日も「強気のパッティングでいきます」と宣言しました。
さらに1打差の通算5アンダー、4位タイには野澤真央選手、神谷そら選手、泉田琴菜選手の3人が並んでいます。神谷選手は「ショットは悲惨だったけど、リカバリーが上手くできた」と振り返りつつ、「今年、何回も優勝争いに加わってきて、ほどよい緊張感でできている。あしたはチャンスがあるかなと思う」と、最終日への期待感を口にしました。
【2日目終了時点 上位リーダーボード】
順位 | SCORE | PLAYER | TODAY | R1 | R2 | TOTAL |
1T | -7 | 菅沼 菜々 | -6 | 71 | 66 | 137 |
1T | -7 | 仲村 果乃 | -5 | 70 | 67 | 137 |
3 | -6 | 蛭田 みな美 | -2 | 68 | 70 | 138 |
4T | -5 | 野澤 真央 | -2 | 69 | 70 | 139 |
4T | -5 | 神谷 そら | -4 | 71 | 68 | 139 |
4T | -5 | 泉田 琴菜 | -3 | 70 | 69 | 139 |
7T | -4 | 木村 彩子 | -4 | 72 | 68 | 140 |
7T | -4 | 森田 遥 | -3 | 71 | 69 | 140 |
7T | -4 | 大里 桃子 | -3 | 71 | 69 | 140 |
7T | -4 | 桑木 志帆 | -4 | 72 | 68 | 140 |
7T | -4 | 内田 ことこ | -4 | 72 | 68 | 140 |
12T | -3 | 佐久間 朱莉 | -1 | 70 | 71 | 141 |
※ R1: 第1ラウンド, R2: 第2ラウンド
注目選手の動向と予選通過ライン
2大会連続優勝がかかる佐久間朱莉選手は、スコアを1つ伸ばしたものの、通算3アンダーの12位タイで最終日を迎えます。逆転優勝にはチャージが求められます。
地元千葉県出身のルーキー吉田鈴選手は、通算イーブンパーの34位タイで予選を通過しました。
今大会の予選カットラインは通算1オーバーで、52人が決勝ラウンドへ進出しました。
まとめ
- パナソニックオープンレディース2日目が終了し、菅沼菜々と仲村果乃が通算7アンダーで首位タイ。
- 菅沼は男子ツアーでの経験を活かし、2年ぶりの優勝を目指す。
- 仲村はツアー初優勝をかけ、自身初の最終日最終組に臨む。
- 1打差3位に蛭田みな美、2打差4位タイに野澤真央、神谷そら、泉田琴菜が続く混戦模様。
- 連覇を狙う佐久間朱莉は12位タイ、地元ルーキー吉田鈴は34位タイで決勝へ。
- 予選カットラインは1オーバー、52人が最終日のプレーに進む。