秋風が心地よい季節となりました。ゴルフファン待望のシニアメジャー、第63回日本プロゴルフシニア選手権大会 TSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUPが10月3日、イーグルポイントゴルフクラブ で開幕しました。初日からベテラン勢が熱い戦いを繰り広げ、4名の選手(増田伸洋プロ、堺谷和将プロ、横尾要プロ、鈴木亨プロ)が4アンダーで首位に並び立つ混戦模様となっています。
この記事では、初日の戦いを振り返りつつ、注目選手のコメントや今後の見どころをご紹介します。
鈴木亨、復活の兆し!「あの頃」の集中力を取り戻し首位発進!
シニア入り8年目、58歳の鈴木亨選手が5バーディ・1ボギーの「68」で首位発進を決めました。ティショットの安定感が光り、チャンスメイクを量産した鈴木選手。しかし、本人はパッティングに不安を感じていたようで、「1番でいきなり1メートル半ぐらいのバーディパットを外して、ちょっとバーディが来る前にドキドキしていた」と振り返っています。
前戦の日本シニアオープンでは、深いラフに苦しみ予選通過がギリギリだったという鈴木選手。その経験から、「タイトに狙い、そこに打つんだという集中力」の重要性を再認識したと話します。レギュラーツアー時代のようなシビアなマネジメントを取り戻したことで、ゴルフへの考え方もブラッシュアップされたようです。
シニアメジャータイトルはまだ獲得していない鈴木選手。特に今大会は、シニア入り当初に苦い経験をしたことから、リベンジに燃えています。復活の兆しを見せる鈴木選手のプレーから目が離せません。
増田伸洋、ショットの迷走もパター好調で首位タイ!息子・康輔さんのデビュー戦にもエール
同じく4アンダーで首位タイにつけたのは、増田伸洋選手。ショットに苦しみながらも、パターが好調でスコアをまとめました。開幕前日にキャディのアドバイスでクロスハンドグリップに変更したことが功を奏したようです。
増田選手は、今週兵庫県で開催されているACNチャンピオンシップでデビュー戦を迎えた息子・康輔さんの父親でもあります。「デビュー戦だし、めちゃくちゃ緊張してるんじゃないかな(笑)」と父親の顔を見せつつ、「一生懸命やって、ダメだったらダメでいいわけだから」と温かいエールを送っていました。
自身も前戦の日本シニアオープンで最終日にスコアを崩し悔しい思いをした増田選手。今週こそは日本タイトル獲得を目指し、残り3日間も安定したプレーを続けられるか注目です。
横尾要、地の利を生かし我慢のゴルフで首位タイ!シニア初勝利なるか?
レギュラーツアー5勝の実績を持つ横尾要選手も4アンダーで首位タイスタート。地の利を生かした我慢のゴルフで好スコアをマークしました。
「技術的には今日一緒に回った(鈴木)亨さんとかはすごいですものね。全然内容が違いますよ」と謙遜する横尾選手ですが、運も味方につけながら着実にスコアを伸ばしました。
シニアツアーではまだ未勝利の横尾選手。公式戦での初勝利に期待がかかりますが、「予選カットがあるので、とりあえずは落ちないように頑張ります」と慎重な姿勢を見せています。持ち前の粘り強さで、上位争いに食い込めるか注目です。
大会ホストプロ・片山晋呉は出遅れ
\予選1️⃣日目❗/
🏌️♂️13:30~
『第63回日本プロゴルフシニア選手権大会 TSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUP』プロシニアゴルファー
日本一を決定する
国内シニアツアーの
メジャートーナメント🔥
4日間連続で熱戦を生中継✨️https://t.co/fMdVE6gGSy#ゴルフ #BSフジ夏のスポーツラリー2024 pic.twitter.com/aGoDnvmhLd— BSフジスポーツ【BSフジ公式】 (@bsfuji_sports) October 3, 2024
大会ホストプロの片山晋呉選手は、2バーディ・3ボギーの1オーバー51位タイと出遅れました。持ち前の爆発力で巻き返しを図れるか、今後のプレーに期待がかかります。
今後の見どころ
TSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUP の名を冠した「第63回日本プロゴルフシニア選手権大会」がBSフジで放送されます。
予選
10/3(木)13:30~15:30
10/4(金)13:30~15:30
決勝
10/5(土)14:00~16:00
10/6(日)13:30~15:00
#ウルトラマン… pic.twitter.com/omUXjvHY4E— 円谷プロダクション (@tsuburayaprod) October 2, 2024
初日から混戦模様となった今大会。2日目以降も、ベテラン勢による熱い戦いが予想されます。誰が抜け出し、栄冠を手にするのか?シニアプロゴルファー日本一決定戦の行方から目が離せません!