2024年11月3日、 滋賀県瀬田ゴルフコース北コース で幕を閉じた TOTOジャパンクラシック 悪天候による54ホール短縮という異例の展開の中、竹田麗央選手が劇的なプレーオフの末、マリーナ・アレックス選手を下し、優勝を手にしました。21歳、国内ツアー8勝目、そして米ツアー初優勝。この勝利は、彼女にとって新たなステージへの扉を開く大きな一歩となりました。
悪天候を吹き飛ばす熱戦、最終日へ
2日目が悪天候で中止となり、54ホールに短縮された今大会。最終日は、首位と3打差の4位からスタートした竹田選手を含む、多くの選手にとって逆転優勝の可能性が残された、緊迫感あふれる展開となりました。
#TOTOジャパンクラシック 🏆|Day3
中止決定後、クラブハウスに訪れた選手たち📸#JLPGA pic.twitter.com/vb3msG8AQU
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竹田麗央、驚異の後半戦
前半はバーディーとボギーを2つずつ重ね、スコアを伸ばせずにいた竹田選手。しかし、後半に入ると10番、13番でバーディーを奪い、流れを引き寄せます。そして、16番パー5。ここで彼女は驚異的なショットを披露。見事なツーオンからイーグルを奪い、首位との差を一気に縮めました。
竹田麗央選手 16番イーグルでトップと1打差! pic.twitter.com/V0Gr1XFiJ7
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18番、土壇場でのバーディーでプレーオフへ
勢いに乗る竹田選手は、最終18番パー5でも果敢に攻め、再びバーディーを奪取。通算15アンダーでアレックス選手と並び、プレーオフへと駒を進めました。日没が迫る中、ギャラリーの期待と緊張感が高まる、息詰まる展開となりました。
優勝争いは #マリナ・アレックス と #竹田麗央 によるプレーオフに突入🔥#TOTOジャパンクラシック 🏆|Round3#JLPGA pic.twitter.com/XbOs6bStIy
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6ホールの激闘、日没迫る死闘を制す
18番と13番を交互に使用して行われたプレーオフは、まさに死闘。両者一歩も譲らず、5ホールまで決着がつきません。日没が迫り、最終ホールとなる6ホール目。竹田選手は冷静にバーディーパットを沈め、激闘に終止符を打ちました。劇的な勝利に、ギャラリーからは割れんばかりの歓声と拍手が送られました。
米ツアー出場権獲得、夢への挑戦が始まる
#TOTOジャパンクラシック 🏆|Round3#竹田麗央 が6ホールまでもつれ込んだプレーオフを制し、今季8勝目🎊
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この優勝により、竹田選手は来シーズンからの2年間、米ツアーへの出場権を獲得。新たな舞台での挑戦が始まります。国内ツアーで培ってきた実力と、この劇的な勝利で得た自信を胸に、世界最高峰の舞台でどのような輝きを放つのか、今後の活躍に期待が高まります。