2024年9月1日、岐阜県ゴルフ5カントリーみずなみコース にて開催された「 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 」は、台風10号の影響により36ホールに短縮されるという異例の展開となりました。その中で、21歳の竹田麗央選手が、見事な逆転劇で今季5勝目を飾りました。
悪天候にも屈しない!若き女王の軌跡
大会は、初日から悪天候に見舞われ、第2ラウンドが順延となる波乱の幕開けとなりました。36ホールという短期決戦の中、竹田選手は第1ラウンドを4位で終え、最終ラウンドに臨みます。
最終ラウンドでは、7バーディ、1ボギーと圧巻のゴルフを展開。特に、最終18番での勝負強さは際立っていました。首位と1打差で迎えた最終ホール、ピン奥2mのフックラインを読み切り、バーディフィニッシュ!混戦を制し、力強いガッツポーズを見せました。
史上5人目の快挙達成!記録にも名を刻む
竹田選手の今季5勝目という偉業は、初優勝を飾ったシーズンに5勝を達成した小林浩美(1989年)、天沼知恵子(2001年)、上田桃子(2007年)、西郷真央(2022年)に続く、史上5人目の快挙となります。
さらに、21歳152日での通算5勝目は、叔母である元賞金女王・平瀬真由美氏の記録(21歳145日)に次ぐ、ツアー9番目の年少記録となりました。若くして才能を開花させた竹田選手の今後の活躍に、ますます期待が高まります。
全英女子オープンでの経験を糧に
竹田選手は、優勝スピーチで「先週、初めて全英女子オープンに行って、結果は予選落ちだったけどすごく良い経験になった。また今週から日本で頑張ろう思って優勝できたのでうれしい」と語りました。
海外メジャーの舞台で得た経験を、すぐに国内ツアーでの勝利へと繋げられる精神力の強さは、まさにトッププロの証と言えるでしょう。
混戦を制した竹田選手の強さ
今回の「ゴルフ5レディス」は、上位陣がスコアを伸ばし合う展開となりました。山内日菜子選手、ささきしょうこ選手、仲宗根澄香選手、安田祐香選手、佐藤心結選手、後藤未有選手など、実力者たちが竹田選手を猛追しました。
しかし、竹田選手は最後まで集中力を切らすことなく、1打差で逃げ切り優勝を手にしました。年間ポイントレースでも首位を独走する竹田選手の強さは、本物です。
今後の活躍から目が離せない!
「ゴルフ5レディス」での劇的な勝利は、竹田麗央選手のさらなる飛躍を予感させるものでした。若さ、実力、そして精神力、すべてを兼ね備えた彼女の今後の活躍から、目が離せません!