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雨中の激闘を制す!安田祐香、27ホールの短期決戦でツアー初優勝!

2024年9月22日、宮城県利府ゴルフ倶楽部で開催された「 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 」は、悪天候の影響で27ホールの短期決戦となりました。その中で輝きを放ったのは、プロ5年目の安田祐香選手。初日から首位を守り抜き、見事ツアー初優勝を飾りました!

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悪天候が試練をもたらす、波乱の幕開け

大会初日から、宮城県を襲った悪天候は、大会運営に大きな影響を与えました。21日の第2ラウンドは中止となり、最終日はセカンドカットを実施。第1ラウンド終了時点で1アンダーまでの37人のみが、9ホールの最終ラウンドに進出するという異例の展開に。

【Round2】スーパーショット集!|第51回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント│JLPGAオフィシャルチャンネル

選手たちは、刻々と変わる天候と、短縮されたコースという試練の中で、その実力を試されることとなりました。

揺るぎない強さを見せた、安田祐香のゴルフ

そんな困難な状況下でも、安田選手は揺るぎない強さを見せつけました。最終ラウンドを単独首位でスタートすると、激しい雨風にも動じず、4バーディ、2ボギーの「34」でラウンド。2位に3打差をつける通算9アンダーで、見事な逃げ切り勝利を飾りました。

【Round2】 安田祐香が雨の中スコアを伸ばし悲願の初優勝!|第51回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント
JLPGAオフィシャルチャンネル

アマチュア時代から注目を集めていた逸材が、プロ転向後、幾多の困難を乗り越え、ついに掴んだ栄光の瞬間。その姿は、多くのゴルフファンに感動を与えました。

アマチュア時代からの輝かしい軌跡

安田選手は、兵庫・滝川第二高校時代から、将来を嘱望された逸材でした。同級生には、同じくプロとして活躍する古江彩佳選手がおり、二人で切磋琢磨しながら、数々の大会で輝かしい成績を残しました。

2019年には、「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」で日本人として初めて優勝。同年、「オーガスタナショナル女子アマチュア選手権」では3位入賞を果たし、海外メジャー「エビアン選手権」、「全英女子オープン」でも予選を通過するなど、その実力は世界レベルで認められていました。

プロ転向後の苦悩と成長

優勝直後Q&A】安田祐香がファンの質問に回答!|第51回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント
JLPGAオフィシャルチャンネル

鳴り物入りでプロ転向を果たした安田選手でしたが、プロの世界は決して甘くはありませんでした。首や腰の故障に悩まされ、思うようなプレーができない時期が続きました。同世代の活躍を横目に、焦りや不安を感じたこともあったでしょう。

しかし、安田選手は決して諦めませんでした。地道な練習とトレーニングを積み重ね、スイング改造にも取り組みました。そして、着実に力をつけて、2022年には年間ランキング53位、2023年には35位に入り、初シード権を獲得。今回の優勝へと繋がる成長を遂げていきました。

天国の恩師に捧げる、涙の初優勝

今回の優勝は、安田選手にとって特別な意味を持つものでした。それは、今年7月に逝去された、ジュニア時代からの恩師である坂田信弘プロへの勝利だったからです。

「できれば優勝しているところを見て欲しかった」と涙ながらに語る安田選手。天国の恩師に、最高の結果を届けることができたのではないでしょうか。

初優勝賞金は945万円!

安田選手は、今回の優勝により、優勝賞金1,260万円の75%にあたる、945万円を獲得しました。

この賞金は、今後のツアー活動はもちろんのこと、さらなるレベルアップのためのトレーニングや、用具の購入など、様々な形で安田選手のゴルフ人生を支えることになるでしょう。

この勝利を糧に、安田選手はさらなる高みを目指します。今後の活躍から目が離せません!

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終成績

順位選手名スコア最終日1R2R合計
優勝安田 祐香-9-2653499
2T岩井 千怜-6-36933102
2T藤田 さいき-6-16735102
2T渡邉 彩香-606636102
5小祝 さくら-5-37033103
6Tささき しょうこ-4-16935104
6T森田 遥-4-16935104
6T岩井 明愛-4-16935104
6T竹田 麗央-4-16935104
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