プロゴルファーのロリー・マキロイ選手といえば、その豪快なスイングと、時折見せる感情的な行動が注目を集める人物です。今回は、マキロイ選手が過去にクラブを池に投げ入れた2つの出来事を取り上げ、その背景やメンタル面について考察していきます。
2015年キャデラック選手権での池ポチャ&クラブ投げ
2015年のWGCキャデラック選手権2日目、マキロイ選手は8番ホール(パー5)で思わぬトラブルに見舞われます。222ヤードの距離を残したセカンドショットは、グリーン手前の池に吸い込まれてしまったのです。
このミスショットに苛立ったマキロイ選手は、手に持っていたクラブを池に投げ入れてしまいました。その後、ボギーを叩いたことも、彼のフラストレーションをさらに高めたかもしれません。
2024年BMW選手権での池ポチャ&クラブ投げ
2024年のBMW選手権でも、同様のシーンが展開されました。17番ホール(パー5)でティーショットを右ラフに曲げたマキロイ選手は、3番ウッドを池に投げ入れてしまいました。
Rory testing the buoyancy of his 3-wood. pic.twitter.com/EzrhFWByXB
— Skratch (@Skratch) August 23, 2024
この行動は、スコアメイクしやすいホールでのミスショットに対する苛立ちから出たものと見られます。しかし、その後は冷静さを取り戻し、パーセーブを果たしています。
マキロイ選手のメンタル:感情表現と切り替えの早さ
2つの出来事から見えてくるのは、マキロイ選手の感情表現の豊かさと、切り替えの早さです。ミスショットに対しては怒りや悔しさを露わにすることもありますが、それは次のプレーに集中するためのプロセスとも言えるでしょう。
トッププロとして常に高いパフォーマンスを求められるプレッシャーの中で、感情をコントロールすることは容易ではありません。マキロイ選手は、むしろ感情を表現することでプレッシャーを解放し、冷静さを取り戻しているのかもしれません。
まとめ
ゴルフはメンタルスポーツと言われるように、心の状態がプレーに大きく影響します。マキロイ選手のように、感情をコントロールしながらも、時にはそれを表現することで、より良いパフォーマンスにつなげている選手もいるのです。
2つの池ポチャ事件は、マキロイ選手の人間味あふれる一面と、トッププロとしてのメンタルの強さを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。