

この記事では、スコア100切りを目指すゴルファーの皆さんに向けて、自身のゴルフスイングのどこを改善すべきかを見つけ出すためのチェックリストをご紹介します。各項目をチェックしながら、自身の弱点を見つけ、効率的な練習に繋げていきましょう♪
グリップ

グリップはスイングの土台となる非常に重要な要素です。間違ったグリップをしていると、スイング中にクラブが安定せず、ショットの精度が大きく落ちてしまいます。チェックポイントは以下になります。
- グリップの強さ: グリップの強さは「小鳥を握るように優しく」が基本です。強く握りすぎると手首の柔軟性が失われ、スムーズなスイングができなくなります。
- グリップの位置: 左手のグリップは指の付け根に引っかけるように握り、右手は左手の上に重ねます。両手の親指はシャフトの真上かやや右側にくるようにしましょう。
- グリップの種類: 一般的にはオーバーラッピンググリップ、インターロッキンググリップのどちらかを使用します。手の大きさや握力によって自分に合ったグリップを選択しましょう。
アドレス

アドレスはスイングの始まりの姿勢です。アドレスが正しくできていないと、スイング軌道が乱れたり、バランスを崩したりしてしまいます。
- 姿勢: 背筋を伸ばし、肩の力を抜いてリラックスした姿勢を取りましょう。猫背になったり、腰を反らせすぎたりしないように注意が必要です。
- ボールの位置: ボールはスタンスの中央よりもやや左足寄り(ドライバーの場合は左かかとの内側)に置きます。
- スタンスの幅: クラブによってスタンスの幅は異なりますが、ドライバーの場合は肩幅よりも少し広め、アイアンの場合は肩幅程度が目安です。
- 膝の角度: 膝を軽く曲げ、重心を低く保ちます。膝が伸びきっていたり、逆に曲げすぎたりしないように注意しましょう。
テイクバック

テイクバックはクラブを振り上げる最初の動作です。テイクバックが正しくできていないと、スイングプレーンが乱れ、方向性や飛距離に悪影響を与えます。
- クラブの軌道: クラブヘッドは低く長く真っ直ぐ引くことを意識しましょう。インサイドに引きすぎたり、アウトサイドに上げすぎたりしないように注意が必要です。
- 手首の角度: テイクバック初期は手首の角度を保ち、コックを入れるのは腰の高さまで上げてからにします。
- 体重移動: 体重は右足に移動させ、左足には軽く体重が残る程度にします。
トップオブスイング

トップオブスイングはクラブが最も高い位置に達した状態です。この時の姿勢がスイングの良し悪しを大きく左右します。
- 体の回転: 上半身はしっかりと回転し、腰は90度、肩は45度程度回転しているのが理想です。
- 腕のポジション: 左腕は地面と平行、右腕は90度曲がっているのが理想です。
- 体重配分: 体重は右足にしっかりと乗っていることを確認しましょう。
ダウンスイング

ダウンスイングはクラブを振り下ろす動作です。ダウンスイングのタイミングや順序が間違っていると、ボールを正確に捉えることができません。
- 切り返し: 切り返しは下半身から始動し、腰の回転が先行するようにしましょう。腕に頼った切り返しはスイングが崩れる原因になります。
- クラブの軌道: クラブはインサイドから下ろすことを意識しましょう。アウトサイドから下ろすとスライスなどのミスショットが出やすくなります。
- ハンドファースト: インパクトの瞬間はハンドファーストになっているのが理想です。ハンドレート(手が先行する状態)になっていると、ボールにうまくパワーを伝えることができません。
インパクト

インパクトはボールを打つ瞬間です。インパクトの精度がショットの成否を決定します。
- ヘッドの位置: インパクトの瞬間はヘッドがボールに正対しているのが理想です。
- 体重配分: 体重は左足に移動し、右足には軽く体重が残る程度になっています。
- 頭の位置: 頭はアドレス時の位置をキープし、ボールを見続けるようにしましょう。
フォロースルー

フォロースルーはインパクト後の動作です。フォロースルーがしっかりできていないと、ショットの方向性や飛距離に悪影響を与えます。
- クラブの軌道: クラブはインサイドに振り抜き、フィニッシュまでしっかりと振り切ることを意識しましょう。
- 体の回転: 体はしっかりと回転し、左足に体重が乗った状態でフィニッシュを迎えます。
フィニッシュ

フィニッシュはスイングの最後の姿勢です。フィニッシュの姿勢が安定しているということは、スイング全体がスムーズに行われた証拠です。
- バランス: バランスを崩さずにしっかりと立っていられるか確認しましょう。
- 体の向き: 体は目標方向を向いているのが理想です。
- クラブの位置: クラブは左肩の上にしっかりと乗っているのが理想です。
まとめ

ゴルフスイングは多くの要素が複雑に絡み合ってできています。100切りを目指すためには、自身の弱点を見つけ出し、効率的な練習を重ねることが大切です。今回ご紹介したチェックリストを参考に、スイングのどこを改善すべきかを見つけ出し、100切り達成を目指して練習に取り組んでいきましょう。
参考文献
- ゴルフダイジェスト社
- ゴルフレッスンコミック誌
書籍
- ベン・ホーガン「モダンゴルフ」 ベン ホーガン (著), Ben Hogan (原名), 塩谷 紘 (翻訳)
ベン・ホーガンの「モダン・ゴルフ」は、ゴルフレッスンの永遠のバイブルとして知られる超ロングセラー。ゴルフスウィングの基本原理を明快に解説し、どんなゴルファーでもスコアを改善できるヒントが詰まっています。 - デビッド・レッドベター「ザ・アスレチックスイング」 デビッド レッドベター (著), David Leadbetter (原名), 塩谷 紘 (翻訳)
ゴルフのスウィング理論を提唱した書籍です。この本は、メジャー・チャンピオンを育てたゴルフコーチであるデビッド・レッドベターが初めて説くレッスン書として注目されています。

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