世界ランキング1位のネリー・コルダが、ペリカンゴルフクラブで開催された「 ザ・アニカ 」で、見事な逆転劇を演じ、今シーズン7勝目を飾りました。首位と6打差でスタートした第3ラウンド、そして出だしで躓いた最終ラウンド、コルダはどのようにして勝利を手繰り寄せたのでしょうか?
苦しい前半戦、しかし諦めない精神力
最終日、コルダは10ホール終了時点で2オーバーと苦しい展開。首位を走るチャーリー・ハルとは2打差が開いていました。しかし、ここから彼女の驚異的な集中力が発揮されます。11番ホールからの5連続バーディーで一気に逆転に成功。その後も冷静にパーを重ね、後続を寄せ付けませんでした。
ホール | スコア | 状況 |
1-10 | 2オーバー | 首位と2打差 |
11-15 | 5連続バーディー | 首位に躍り出る |
16-18 | パー | 勝利を確実なものに |
試合後、コルダは「バックナインでの緊張感は凄かった。怪我からの復帰後、またこうして優勝争いができて本当に嬉しい」と喜びを語りました。
兄のサプライズ登場、家族の絆が力に
Nelly Korda soaks in her seventh win this season and first with her brother Sebastian in attendance. 💙🏆pic.twitter.com/FAyW140uVv
— Golf Channel (@GolfChannel) November 17, 2024
今回の勝利は、プロテニス選手である弟のセバスチャン・コルダが初めて彼女の優勝を見届けた特別な瞬間でもありました。コルダは「家族は私にとって本当に大切。彼の応援が力になった」と語り、家族の絆が勝利を後押ししたことを明かしています。
シーズン7勝、歴史的快挙達成
With this latest win, @NellyKorda became the first American since Beth Daniel in 1990 to win seven LPGA Tour titles 👏
FULL STORY ⬇️ https://t.co/j9Y003LXF2
— LPGA (@LPGA) November 18, 2024
コルダは今シーズン、LPGAツアーで7勝を達成。これは2011年のヤニ・ツェン以来の快挙であり、アメリカ人選手としては1990年のベス・ダニエル以来となります。さらに、賞金ランキングでもトップを独走しており、最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」での記録更新にも期待がかかります。
苦難を乗り越え、再び頂点へ
Congratulations to @LPGA player @NellyKorda on winning The ANNIKA driven by Gainbridge at Pelican.
Way to go, Nelly! 👏 pic.twitter.com/3B4qxqJ6Ev
— Gainbridge Sports (@GainbridgeSport) November 18, 2024
シーズン前半に5連勝を達成するなど絶好調だったコルダですが、その後は怪我の影響もあり苦しい時期も経験しました。しかし、今回の優勝で完全復活を証明。来シーズンに向けて、更なる活躍が期待されます。