世界ランク1位、ネリー・コルダ選手が全英女子オープンで圧巻のプレーを披露しています。セントアンドリュースで開催されている今大会、2日目を終えて通算8アンダー、2位に3打差をつけて単独首位に立ちました。復活優勝へ向け、視界良好と言えるでしょう。
厳しいコンディションをものともせず、安定したプレーで首位をキープ
コルダ選手は初日、2日目ともに安定したプレーでスコアを伸ばし、2ラウンド連続の68をマーク。難コースのセントアンドリュースを攻略し、その実力を遺憾なく発揮しています。特に2日目は、強風と雨という厳しいコンディションの中でのプレーでしたが、冷静にコースマネジメントを行い、スコアメイクに成功しました。ピンチらしいピンチもなく、危なげないゴルフを展開しています。
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— LPGA (@LPGA) August 24, 2024
強豪ひしめく上位陣との熾烈な優勝争い
2位タイには、ディフェンディングチャンピオンのリリア・ブー選手、地元イギリスのチャーリー・ハル選手がつけており、コルダ選手との差は3打。さらに、オリンピック金メダリストのリディア・コ選手、2022年大会覇者のアシュリー・ブハイ選手ら実力者たちが僅差で追走しており、優勝争いは熾烈を極めています。週末に向けて、誰が抜け出すのか、目が離せない展開となっています。
プレー後のインタビュー
Nelly Kordaは、68(-4)のスコアでリーダーボードのトップに立った。試合中、風と雨の変化するコンディションに適応することが重要だった。前半は比較的穏やかな天候だったが、後半は風が強まった。7番アイアンでコントロールショットを打ち、長いパットを決めた。新しいパター（Spider）を使用しており、これに非常に満足している。リンクスゴルフの難しさを楽しんでおり、特に風を計算に入れたショットに挑戦している。ゴルフの一打一打に集中し、現在の状況に適応することを重視している。彼女は様々なコースやコンディションでの勝利経験を活かし、適応力を高めている。週末に向けて、引き続き同じアプローチで臨む予定。
波乱万丈のシーズンを乗り越え、完全復活を印象付ける
コルダ選手は今年、まさに波乱万丈のシーズンを送っています。1月から5月中旬にかけてはLPGAツアーで7戦6勝という驚異的な成績を残し、シェブロン選手権でメジャー2勝目を挙げるなど絶好調でした。しかし、その後は一転して不調に陥り、メジャー大会で2度の予選落ちを喫するなど苦しい時期を経験しました。
今回の全英女子オープンでは、パターを新しくするなど、試行錯誤を重ねてきたことが功を奏しているようです。厳しいコンディションの中でも、持ち前のパワーと正確なショットに加え、安定したパッティングが復活の鍵を握っていると言えるでしょう。
全英女子オープン制覇へ、コルダ選手の視線は頂点のみ
コルダ選手にとって、全英女子オープンでの最高成績は9位。まだこの伝統ある大会での優勝経験はありません。今大会は、まさに悲願達成のチャンスです。彼女のプレーからは、並々ならぬ決意が感じられます。最終日まで、その強さと美しさでギャラリーを魅了してくれることでしょう。
注目ポイント：女王の座を揺るがす、若手の台頭
コルダ選手の独走を阻む存在として、若手選手の活躍も見逃せません。特に、中国のイン・ルオニン選手は、2日目終了時点で4位タイと好位置につけています。若さと勢いを持った彼女たちのプレーが、大会をさらに盛り上げてくれることでしょう。
コルダ選手がこのまま逃げ切り、完全復活を遂げるのか、それとも他の選手が逆転劇を演じるのか。最終日まで目が離せない、熱い戦いが期待されます。彼女の今後のプレーに注目が集まっています。
