米国女子ツアー「Danaオープン」2日目。1アンダー・40位タイからスタートした渋野日向子は、1バーディ・1ボギーの「71」とスコアを伸ばせず、予選通過が危ぶまれる展開に。しかし、最終18番ホールで土壇場の底力を発揮。痺れるようなロングパットを沈め、ギャラリーを沸かせました。
試練の連続、もどかしい展開の2日目
初日よりもショットの感触は良く、パーオン率は83.33%と安定感を見せた渋野。しかし、チャンスホールでパットが決まらず、スコアを伸ばせない時間が続きます。
折り返しの18番(パー5)では、セカンドショットをガードバンカーに入れてしまいボギーが先行。その後もバーディチャンスを決めきれず、もどかしい展開が続きます。
Condensed Round 2 | 2024 Dana Open
18番ホールでの決定打: イーグルでリードを取る。
今朝の開始: 昨日の良いプレーを維持している。
12番ホールでのバーディ: 昨日は8つのバーディを記録。
4番ホールでのバーディ: 初のLPGAツアー優勝を目指している。
タイの若手スター: 昨年ポートランドでの日曜日の好成績。
トラディショナルなゴルフコース: 7アンダーまで伸ばした。
8アンダーまで到達: バーディを重ねてリード。
ディフェンディングチャンピオン: 13番ホールでの12回目のバーディ。
パッティングの巧みさ: 14番ホールでの見事なパット。
グレース・キムの13番ホール: シーズン好調の若手オーストラリア人。
昨年の新人王: 12と14番でバーディ。
難しい15番ホール: スピード不足でパーに落ち着く。
シンプルなチップショット: 15番ホールでの確実なプレー。
アグレッシブなプレー: 16番ホールでのリスクを取る。
強力なショット: 18番ホールでのイーグルチャンス。
トップ10入り: 直近3年間での成績。
15番ホールの被害者: ボギーで苦しむ。
パッティングの精度: 昨日の130フィート超のパット。
サンドラ・ギャルの復帰: 怪我からの復帰。
マヤ・スタークの3番ショット: パー5でのバーディチャンス。
安全なショット: 38番ホールでのプレー。
パッティングの選択肢: チップショット対パット。
ロレックス新人賞受賞者: 昨年の受賞者の活躍。
17番ホールでのバーディ: シーズン2アンダーまで。
8アンダーの挑戦: 9アンダーへのチャレンジ。
グレース・キムの17番ホール: 昨年の11位フィニッシュ。
シェイアン・ナイトの18番ホール: バーディでのフィニッシュ。
トリッキーなパット: 難しいパットを決める。
ステイシー・ルイスの11番ホール: グリーンを攻める。
ロペスのショット: ファーウェイからの精確なショット。
そして迎えた最終9番ホール、最大のピンチが訪れる!
1バーディ・1ボギーで迎えた最終9番ホール。フェアウェイからのセカンドショットはグリーンをオーバーし、ラフからの難しいアプローチが残ります。この時点で通算1アンダー。このホールをボギーとすると、予選通過ラインが微妙な位置に。
「ここで来たか…」
渋野は、中継局WOWOWのインタビューで、当時の心境をこう語っています。まさに、正念場を迎えた瞬間でした。
プレッシャーをはねのけ、劇的なパーセーブ!
しかし、渋野はここから真価を発揮します。難しいライからのアプローチを見事に寄せ、4mほどのパーパットを残したのみ。
「悔いなく打ち切ろう」
そう心に決めた渋野は、集中力を高め、ゆっくりとパターを構えます。そして、放たれたボールは、カップのど真ん中へ。土壇場で劇的なパーセーブを決め、大ギャラリーを沸かせました。
3度目の正直、初の決勝ラウンド進出!
このパーセーブにより、通算1アンダーでホールアウトした渋野。7試合連続の予選通過、そして3度目の挑戦となる今大会で、ついに初の決勝ラウンド進出を決めました。
「ショットに関しては最後まで集中して攻めのプレーができた」と、2日間のラウンドを振り返った渋野。一方で、「まだまだ修正点があるので、2日間伸ばしきれるように」と、決勝ラウンドに向けて気を引き締めていました。
彼女の真骨頂である、攻めのゴルフで、決勝ラウンドもギャラリーを魅了してくれることに期待しましょう!