ゴルフは紳士淑女のスポーツ。マナーやエチケットを大切にしながら、プレーを楽しむことが醍醐味ですよね。しかし、ゴルフのルールは多岐に渡り、初心者の方には少し複雑に感じるかもしれません。うっかりルール違反をしてペナルティを受けてしまうのは避けたいものです。
そこで今回は、特に初心者が陥りやすいルール違反とその対処法をわかりやすく解説します。スマートにルールを理解して、気持ちよくプレーを楽しみましょう!
ボールを動かしてしまった!
打とうとしたボールが、アドレスの際にクラブに触れて動いてしまった…こんな経験は誰にでもあるでしょう。このような場合、1打罰を加えて元の位置に戻すのがルールです。元の位置がわからない場合は、推定して元の位置にリプレースします。
また、素振りでボールを動かしてしまった場合も同様に1打罰が課されます。素振りはボールから十分離れて行い、風などでボールが動かないように注意しましょう。
OB や紛失球はどうなる?
ボールがOBゾーンに入ってしまったり、林の中で見つからなかったりした場合、紛失球として扱われます。この場合は、1打罰を加えて元の場所から打ち直すか、OBの場合は所定の位置から打ち直す必要があります。
紛失球を探す時間は5分以内と決められています。時間を超過すると紛失球となりペナルティを受けるので、時間切れに注意しましょう。
ウォーターハザードに入った!
池やクリークなどのウォーターハザードにボールが入った場合は、1打罰で以下のいずれかの方法で打ち直すことができます。
- 元の場所から打ち直す
- ウォーターハザードの後方から2クラブレングス以内の地点を選ぶ
- ハザードに入った地点とホールを結ぶ線上で、ハザード後方の線上を選ぶ
ただし、ウォーターハザードの中でもラテラルウォーターハザードと呼ばれる区域では、その区域内からドロップすることも可能です。
バンカーに入った!
バンカーに入った場合は、ボールを打つ前にクラブを砂に触れてはいけません。これはソールすると呼ばれ、2打罰の対象となります。また、ルースインペディメント(落ち葉や小枝など)を取り除くことも禁止されています。
バンカーショットは難しいですが、ルールを守って脱出を目指しましょう。
救済を受けるには?
コース上の木の根元や修理地など、ボールが止まってプレーに支障がある場合は、救済を受けることができます。救済とは、ペナルティなしでボールを動かすことができるルールです。
救済を受けるには、ニアレストポイントと呼ばれる最も近い地点にボールをドロップします。ニアレストポイントは、障害となる箇所から最も近い、ホールに近づかない地点です。
まとめ
ゴルフのルールは多岐にわたりますが、基本的なルールを理解しておくことで、ペナルティを回避し、楽しくプレーすることができます。わからないことがあれば、同伴競技者やキャディさんに確認しましょう♪
参照元、参考書籍