
先日、大阪府松原市のゴルフ練習場で、従業員が爆発物を仕掛けられるという衝撃的な事件が発生しました。犯人は65歳の男。バケツにガソリンを仕込み、練習場に放置した疑いが持たれています。幸いにも従業員は軽傷で済みましたが、一歩間違えば大惨事になりかねない凶悪な事件。今回は、この事件の詳細と背景について詳しく解説していきます。
「プレゼントです」…従業員が不審なバケツを移動すると…
事件が起きたのは6月6日の午後。大阪府松原市にある「阿湯戸ゴルフセンター」で、男性従業員が事務所前に置かれた不審なバケツを発見しました。蓋付きのバケツには「社長様へ、よろしければお使いください」という手紙と共に、液体が入ったペットボトルなどがテープで貼り付けられていました。
異様な雰囲気を感じた従業員がバケツを移動しようとすると、突然中から熱風が噴き出し、従業員は腕に軽い火傷を負ってしまいました。
バケツの中身はガソリン…20年以上前の恨みを募らせた男の犯行
通報を受けた警察が捜査した結果、バケツの中にはガソリンが入っていたことが判明。防犯カメラの映像などから、65歳の岡本勝年容疑者が浮上し、殺人未遂の疑いで逮捕されました。
岡本容疑者は、約20年前に経営していた会社をこのゴルフ練習場の社長に潰されたと逆恨みし、犯行に及んだと供述。「あの程度では死なないと思っていた」と容疑を一部否認しているものの、計画性も伺え、悪質な犯行だと言えます。
ゴルフ練習場を狙った事件…私たちにできる対策とは
今回の事件は、決して他人事ではありません。ゴルフ練習場は多くの人が訪れる場所であり、誰でも事件に巻き込まれる可能性があります。
このような事件から身を守るためには、「見慣れない不審物には絶対に触らない」「何かあればすぐに周囲に知らせる」といった基本的な防犯意識を持つことが重要です。
また、施設側も防犯カメラの設置や従業員への防犯訓練など、セキュリティ対策を強化していく必要があるでしょう。
今回の事件を機に、改めて身の安全について考え、防犯意識を高めていきましょう。