先日開催されたRBCカナディアンオープンで、なんとギャラリーがプロゴルファーのキャディを務めるという、映画のような出来事が起こりました!
ことの始まりはキャディの転倒事故
主人公は、地元オンタリオ州に住む弁護士、ポール・エマーソンさん。熱心なゴルフファンである彼は、最終ラウンドで台湾のC.T. パン選手の組について歩いていました。
ところが3番フェアウェイで、パン選手のキャディ、マイク・コーワン氏が転倒し負傷。歩行困難なコーワン氏をパン選手が支え、次のティグラウンドへ向かう途中、赤いマスターズTシャツを着たエマーソンさんが「何か手伝いましょうか?」と申し出たのです。
ギャラリーが緊急登板!
こうしてエマーソンさんは、パン選手とシェーン・ローリー選手(アイルランド)の組について歩き始めます。ローリー選手のキャディ、ダン・レイノルズ氏にクラブを渡され、握手を交わしたエマーソンさん。その心臓は、きっとバクバクだったことでしょう。
驚くべきことに、パン選手はエマーソンさんがキャディを務めた最初のホールでバーディ!「ナイスキャディ!」の声がグリーンに響き渡りました。
続くホールでも、エマーソンさんは「グリーンには上がらないで」というパン選手の唯一の指示を守り、冷静に任務を遂行。周囲のギャラリーやテレビカメラマンの視線も、ものともしなかったようです。
夢の時間は2ホールで終了…
結局エマーソンさんは、交代要員が到着するまでの2ホールだけキャディを務めました。「本当は最後までやりたかった」と語るエマーソンさん。彼にとって、まさに夢のような2ホールだったに違いありません。
優勝は父親をキャディにしたマッキンタイア
ちなみに、今年のカナディアンオープンは、この他にも心温まるエピソードがありました。
優勝したロバート・マッキンタイア選手(スコットランド)は、なんと父親のドウギーさんをキャディに起用。ドウギーさんはゴルフ場のヘッドグリーンキーパーで、キャディ経験はゼロ。それでも息子のために海を渡り、二人三脚で見事優勝を掴み取ったのです。
奇跡と感動のカナディアンオープン
プロの試合で起こった、奇跡のような感動ストーリー。ゴルフファンならずとも、心が熱くなる出来事でしたね!
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