2025年10月、ゴルフファンが注目する国・地域別対抗戦「ハンファライフプラス・インターナショナル・クラウン」が韓国の地で幕を閉じました。4日間にわたる熱戦の末、オーストラリアが歴史的な初優勝。一方、山下美夢有、西郷真央、竹田麗央、古江彩佳の4選手で挑んだ日本代表は、世界の強豪相手に健闘を見せ、4位で大会を終えました。
この記事では、大会の最終結果と、日本代表が繰り広げた最終日の戦いの軌跡を詳しくお伝えします。
2025年ハンファライフプラス・インターナショナル・クラウン 最終結果
熾烈なプール戦を勝ち抜いた4チームによる決勝トーナメント。最終順位は以下の通りです。オーストラリアが見事、初の栄冠を手にしました。
| 順位 | 国・地域 |
| 優勝 | オーストラリア |
| 準優勝 | アメリカ |
| 3位 | ワールドチーム |
| 4位 | 日本 |
オーストラリア、歓喜の初優勝へ！決勝戦の展開
決勝戦は、ゴルフ大国アメリカと、勢いに乗るオーストラリアの対決となりました。オーストラリアは準決勝の熱気をそのままに、決勝でも素晴らしいプレーを連発します。
エースのミンジー・リーとハンナ・グリーンがシングルスマッチでそれぞれ勝利を収め、早々に優勝を決定づける圧巻の強さを見せつけました。国を背負ったプレッシャーの中で力を発揮したオーストラリアチームに、大きな拍手が送られました。
日本代表、4位でフィニッシュ。激闘の最終日を振り返る
最終日に駒を進めた日本代表。準決勝でアメリカに敗れ、ワールドチームとの3位決定戦に臨みました。最終日の対戦結果は以下の通りです。
【3位決定戦】 日本 vs ワールドチーム
| 形式 | 日本代表選手 | 対戦相手 | 結果 |
| シングルス | 古江彩佳 | C. ハル (ENG) | ● 4&3 |
| シングルス | 竹田麗央 | L. コ (NZL) | ● 3&2 |
| フォアサム | 西郷真央 & 山下美夢有 | B. ヘンダーソン (CAN) & W. スー (TWN) | ○ 4&3 |
シングルスでは、古江選手と代表デビューの竹田選手が世界のトッププレーヤーを相手に健闘したものの、惜しくも勝利を掴むことはできませんでした。古江選手は試合後、「（相手が）もともと強い選手ですけど、さらにハマっていた。食らいついていけなかったところが悔しい」とコメントを残しています。
チームの4位が確定した中で行われたフォアサムマッチでは、西郷選手と山下選手のペアが意地を見せます。抜群のコンビネーションで相手を圧倒し、4&3で快勝。チームに貴重な1勝をもたらしました。山下選手は「日の丸を背負って、いつもと違う雰囲気でプレーできたことは、すごくいい経験になりました」と大会を振り返りました。
今大会から見える日本女子ゴルフの現在地
惜しくもメダルには届きませんでしたが、日本代表は今大会で確かな存在感を示しました。世界の強豪が集う舞台で4位という成績は、現在の日本女子ゴルフ界の層の厚さを証明しています。
⛳️🇯🇵日本代表堂々の世界4位🇯🇵⛳️
🏌️♀️LPGA公認の国別対抗戦「ハンファ・ライフプラス・インターナショナルクラウン」、古江彩佳、西郷真央、山下美夢有、竹田麗央の最強JAPANは4位！
最後まで戦い抜いた“日本代表”４選手のインタビューをぜひご覧ください！ pic.twitter.com/sgWMwHFhIS
— U-NEXT ゴルフ公式 (@UNEXT_golf) October 26, 2025
西郷選手が語ったように、「選手もキャディもサポートチームも、みんなで一致団結してプレーできた」経験は、個人競技であるゴルフにおいて何物にも代えがたい財産です。この4日間の戦いを通じて得たものを糧に、選手たちが今後のツアーでどのような活躍を見せてくれるのか、期待が膨らみます。
まとめ：今大会のポイントを振り返る
最後に、今回のハンファライフプラス・インターナショナル・クラウンについて、要点をまとめました。
- オーストラリアがアメリカを決勝で下し、歴史的な初優勝を達成。
- 日本代表は準決勝で敗退し、3位決定戦に回るも4位でフィニッシュ。
- 3位決定戦では、西郷真央＆山下美夢有ペアがフォアサムで快勝し、一矢報いる。
- 国を代表して戦った経験は、4選手にとって大きな財産となった。
