千葉県で開幕したJLPGAツアー「 ニチレイレディス 」。シーズンの行方を左右するリランキング前最後の一戦ということもあり、選手たちの静かな気迫がコースを満たしています。初日は穏やかな天候にも恵まれ、好スコアが続出するバーディ合戦の様相を呈しました。
そんな中、一歩抜け出したのが岡山絵里選手。実力者が4年ぶりの優勝へ向けて、絶好のスタートを切りました。
岡山絵里、攻めのゴルフで掴んだ単独首位
この日の主役は、7バーディ、1ボギーの「66」をマークし、6アンダーで単独首位に立った岡山絵里選手でした。本人が「アイアンショットが良かった」と語るように、随所で切れ味鋭いショットを披露。特に、難しいとされるラフからのリカバリーも見事で、安定感と攻めの姿勢が噛み合ったプレー内容でした。
2021年以来となるツアー3勝目への期待がかかりますが、「守りに入らず、積極的にバーディを狙っていきたい」とコメントしており、2日目以降もそのアグレッシブなゴルフでギャラリーを沸かせてくれそうです。
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フレッシュな風！ルーキー2名が1打差で追走
首位の岡山選手を1打差で追う2位タイグループには、西澤歩未選手と入谷響選手という、今季プロテストに合格したばかりのルーキー2名が入りました。
特に西澤選手は、これがプロとしてのツアーデビュー戦。5度にわたるプロテスト挑戦の末に掴んだ舞台で、臆することなく6バーディーを奪う堂々たるプレーを見せました。「ようやく出られた試合。すごく楽しみにしていた」という言葉通り、ゴルフができる喜びをプレーで表現しているかのようでした。
初日の上位陣は以下の通りです。
| 順位 | 選手名 | スコア |
| 1位 | 岡山 絵里 | -6 |
| 2位T | 西澤 歩未 | -5 |
| 2位T | 入谷 響 | -5 |
| 4位T | 高橋 彩華 | -4 |
| 4位T | 小林 光希 | -4 |
| 4位T | 都 玲華 | -4 |
| 4位T | ｳｰ ﾁｬｲｪﾝ | -4 |
| 4位T | 渡邉 彩香 | -4 |
虎視眈々と上位を狙う実力者たち
リーダーボードを見渡すと、4アンダーの4位タイグループにも実力者がずらり。2週連続優勝がかかる高橋彩華選手や、ツアー屈指の飛ばし屋・渡邉彩香選手などが続き、トップとの差はわずか2打。週末に向けて、誰が抜け出してきてもおかしくない混戦模様です。
また、小祝さくら選手、鈴木愛選手、稲見萌寧選手といったトッププレーヤーたちも2アンダーの20位タイにつけており、2日目のチャージが期待されます。
まとめ：見どころの多い2日目へ
実力者の好発進と若手の台頭が交錯したニチレイレディス初日。ポイントをまとめます。
- 岡山絵里が攻めのゴルフで-6を記録し、単独首位で発進。
- ツアーデビュー戦の西澤歩未を含むルーキー2名が1打差の2位タイと躍動。
- 4位タイに5選手がひしめき、後続にも実力者が控え、混戦は必至。
- リランキング前最後の試合であり、各選手にとって順位が大きな意味を持つ。
経験豊富な岡山選手がこのまま逃げ切るのか、それともフレッシュな力が流れを変えるのか。実力者たちの巻き返しはあるのか。それぞれの思惑が交錯する2日目からも、興味は尽きません。
