
ゴルフのスイング改善に取り組む中で、「正しい体の動き」ばかりを意識していませんか?一生懸命練習しているのに、なかなか上達を実感できない…そんな悩みを抱えるアベレージゴルファーは少なくありません。
もしかしたら、その原因は「体の使い方」ではなく、「ゴルフクラブの扱い方」にあるのかもしれません。
今回ご紹介するのは、人気ティーチングプロ・森守洋氏による「原理原則」シリーズの第2弾、『 ゴルフクラブの原理原則 』です。前作『 ゴルフスイングの原理原則 』に続き、多くのゴルファーが陥りがちなスイングの誤解を解き明かします。
スイング迷子から脱却?鍵は「ゴルフクラブ」そのものにあり
森プロは、多くのアマチュアゴルファーが陥る状態を次のように指摘しています。
「子どもたちがゴルフクラブを振るときは、何の思考も入れずにゴルフクラブという物体と対峙し、シンプルにその重い物体を振りやすいように振ります。これに対し、大人がゴルフクラブを振るときは、いろいろ考えるだけでなく“正解”と言われている動きや、スイング時のポジション、いわゆる“カタチ”を体現しようと頑張ります。」(『ゴルフクラブの原理原則』はじめにより)
つまり、私たちは無意識のうちに「体を正しく動かすこと」に集中しすぎて、ゴルフクラブという「道具」が本来持つ性能や動きを活かしきれていない可能性があるのです。
森プロが提唱するのは、「クラブが主、体は従」という考え方。ゴルフクラブの構造や重さを理解し、クラブが自然に動きたがる方向に体を合わせていくことで、シンプルで再現性の高いスイングに近づけるといいます。
森守洋プロが提唱する「原理原則」シリーズ第2弾とは
本書『ゴルフクラブの原理原則』は、前作『ゴルフスイングの原理原則』(2023年12月刊)で解説されたスイング理論を、さらに「クラブ」という視点から深掘りした一冊です。
書籍情報
項目 | 詳細 |
タイトル | ゴルフクラブの原理原則 |
著者 | 森 守洋 |
定価 | 2,970円(税込) |
発売日 | 2025年3月28日(金) |
判型・ページ数 | B5判・192ページ |
ISBN | 978-4-07-461534-6 |
発行 | 主婦の友社 |
Amazon | https://www.amazon.co.jp/dp/4074615347 |
楽天ブックス | https://books.rakuten.co.jp/rb/18172081/ |
その他 | 電子書籍あり |
※前作『ゴルフスイングの原理原則』も好評発売中です。
「振り子」と「円運動」でスイングをシンプルに捉える

本書では、ゴルフクラブの動きを物理的な「振り子」や「円運動」といったシンプルなモデルで解説しています。複雑に考えがちなスイング動作を、クラブの自然な動きに沿って理解することで、無駄な力みが抜け、スムーズなスイング軌道が見えてくるかもしれません。
グリップの握り方(内圧)から、クラブがどのように動くのが自然なのか、具体的なドリルと共に解説されており、頭だけでなく体で理解を深められる構成になっています。
動画解説付きで理解が深まる

本書の大きな特徴の一つが、20本もの解説動画が付属している点です。書籍だけでは伝わりにくいクラブの動かし方やスイングのニュアンスを、森プロ自身の実演を通して視覚的に確認できます。
文字と映像を組み合わせることで、より深く「ゴルフクラブの原理原則」を理解し、自身のスイング改善に役立てることができるでしょう。
スイングの形ばかりを追い求めて袋小路に入ってしまったと感じている方、もっとシンプルにゴルフを楽しみたいと考えている方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。ゴルフクラブへの理解を深めることが、上達への新たな一歩となるかもしれません。