12月4日から6日にかけて、グレートアイランド倶楽部(千葉県) にて開催されたJLPGA新人戦 加賀電子カップ。未来の女子ゴルフ界を担う97期生25人が出場したこの大会で、荒木優奈選手が圧倒的なパフォーマンスを見せ、プロデビュー戦を鮮やかな優勝で飾りました。
栄光の軌跡:完全優勝までの道のり
2024年12月4日~12月6日に開催された「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」(グレートアイランド倶楽部)にて、Sky株式会社所属の荒木 優奈選手が優勝しました。
今大会、荒木選手は初日から首位を守り切り、通算12アンダーの成績を収めました。
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初日から首位に躍り出た荒木選手は、その勢いを最後まで維持し、完全優勝を達成。最終日は6バーディー、5ボギーの「71」と出入りの激しいゴルフとなりましたが、揺るぎない強さで通算12アンダー。2位以下に2打差をつけ、堂々たる勝利を手にしました。
荒木優奈:その強さの源泉
日章学園高校時代、日本ジュニアを制覇し、JGAナショナルチームにも選出。輝かしい実績を積み重ねてきた荒木選手。昨年はプロテストに挑戦するも、最終プロテスト進出は叶わず。しかし、この経験が彼女をさらに強くしました。1年間の研鑽を経て、今年プロテストに見事合格。QTファイナルでは37位に入り、来シーズン前半戦の出場権も獲得。着実に力をつけてきた荒木選手の、満を持しての優勝と言えるでしょう。
荒木優奈を支える確かな実力:成長の証
首位快走の荒木優奈は故郷“ゴルフ王国”の先輩に続くか 武器はナショナルチームで鍛えられた屈強メンタルとパット精度 https://t.co/VjdoecALou #荒木優奈 #女子ゴルフ
— 日刊ゲンダイ スポーツ編集部 (@gendaisports) December 6, 2024
荒木選手自身、この1年間での成長を「ショット力の向上」と「安定したスコアメイク」だと分析。プレッシャーのかかる最終日、最終18番ホールで池ポチャという予期せぬ事態に見舞われながらも、冷静にパーセーブ。精神的な成長も、今回の勝利に大きく貢献しました。
熱戦を繰り広げたライバルたち
2位にはQTランク6位の永田加奈恵選手が通算10アンダーで入賞。大久保柚季選手が通算8アンダーで3位、六車日那乃選手が通算7アンダーで4位と、次世代を担う若手選手たちの活躍も光りました。プロテストトップ合格の寺岡沙弥香選手は通算1アンダーの10位タイで大会を終えています。
荒木優奈が完全Vでプロ初優勝 ゴルフ大国・熊本出身の実力者が新人戦で完全V 永田加奈恵が2位/ゴルフ/デイリースポーツ online https://t.co/or64aXrESn #DailySports
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順位 | 選手名 | スコア | 1R | 2R | 3R | 合計 | 賞金 |
優勝 | 荒木優奈 | -12 | 68 | 65 | 71 | 204 | ¥2,700,000 |
2 | 永田加奈恵 | -10 | 70 | 66 | 70 | 206 | ¥1,350,000 |
3 | 大久保柚季 | -8 | 68 | 71 | 69 | 208 | ¥1,050,000 |
4 | 六車日那乃 | -7 | 70 | 69 | 70 | 209 | ¥930,000 |
5T | 福田萌維 | -6 | 70 | 69 | 71 | 210 | ¥735,000 |
5T | 都玲華 | -6 | 70 | 69 | 71 | 210 | ¥735,000 |
5T | 入谷響 | -6 | 68 | 68 | 74 | 210 | ¥735,000 |
荒木優奈、未来へ羽ばたく
「プロデビュー戦初戦を優勝で終えることができて本当に嬉しいです」と喜びを語った荒木選手。レギュラーツアーでの活躍を誓い、「最初の年から優勝を目指したい」と力強く宣言。さらに、将来の目標は「メルセデス・ランキング1位」と、高い志を抱いています。新人戦優勝という最高のスタートを切った荒木優奈選手。彼女の今後の活躍に、大きな期待が寄せられます。