ゴルフ場での快適なインターネット接続は、もはや顧客満足度向上の必須条件。スコア入力アプリの利用やSNSへの投稿など、ゴルファーのニーズは多様化しています。そんな中、TP-Link から5kmの長距離無線伝送を実現する屋外用無線LAN「 CPE210 」が近日発売予定とのニュースが飛び込んできました。今回は、ゴルフ場運営者にとって朗報となるこの新製品について、詳しく解説していきます。
CPE210：広大なゴルフ場をカバーするWi-Fiソリューション
「CPE210」は、最大5kmの長距離無線伝送を実現する屋外専用の無線LAN機器です。9dBi 2×2デュアル偏波指向性アンテナを内蔵し、2.4GHz帯で安定した通信を提供。ゴルフ場のような広大な敷地でも、快適なWi-Fi環境を構築できます。 従来、複数のアクセスポイントを設置する必要があった場所でも、「CPE210」なら最小限の機器でカバーできる可能性があり、コスト削減にも繋がります。
2.4GHz帯で安定運用：レーダー干渉への配慮も万全
5GHz帯と比較して障害物に強い2.4GHz帯を採用している点も「 CPE210 」の特徴です。ゴルフ場には樹木や起伏など、電波を遮る障害物が多く存在します。2.4GHz帯は、これらの障害物を回り込みやすく、安定した通信を提供できるというメリットがあります。また、レーダー干渉を受けにくいという点も、ゴルフ場のような開けた環境での利用に適しています。
屋外設置に最適な堅牢設計：過酷な環境にも対応
屋外での利用を想定した堅牢な設計も魅力です。-40℃～+70℃の幅広い動作温度範囲、IPX5の防水性能、6KVの雷保護など、過酷な環境にも耐えられる仕様となっています。これにより、天候に左右されず安定したWi-Fiを提供することが可能になります。メンテナンスの手間も軽減され、長期的に運用コストを抑えることにも貢献するでしょう。
集中管理システムで効率的な運用を実現：Pharos Controlのメリット
無償で提供される集中管理ソフトウェア「Pharos Control」も大きなメリットです。1台のPCからネットワーク内の全てのCPEの状態を監視、管理できるため、複数台のCPE210を導入する場合でも効率的な運用が可能です。ファームウェアのアップデートなども一括で行えるため、管理の手間を大幅に削減できます。
ゴルフ場以外での活用シーン：多様な用途に対応
「 CPE210 」はゴルフ場だけでなく、農場、公共施設、キャンプ場など、広大な敷地を持つ様々な場所で活用できます。 安定したインターネット接続が必要とされるあらゆるシーンで、その力を発揮するでしょう。
| 項目 | 内容 |
| 製品名 | CPE210 |
| 周波数帯 | 2.4GHz |
| 最大速度 | 300Mbps |
| 伝送距離 | 最大5km |
| 防水防塵 | IPX5 |
| 集中管理 | Pharos Control |
| 価格 | 税込15,000円（想定） |
このブログ記事が、ゴルフ場関係者の方々にとって、Wi-Fi環境改善のヒントになれば幸いです。
