2024年7月7日、女子ゴルフ国内ツアー「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」の最終日が札幌市の 真駒内カントリークラブ空沼コース にて開催されました。2日目から首位を守り続けた21歳の川崎春花選手が、4打差のリードを保ち、通算18アンダーという大会新記録で優勝を飾りました。
川崎選手は、2022年のマスターズGCレディース以来、約1年9ヶ月ぶりの復活優勝。今シーズンは不調が続いていただけに、喜びもひとしおの様子でした。
同世代、同期対決を制する🎉#川﨑春花 がウィニングパットを沈めて自身3度目となるJLPGAツアー優勝🏆
通算18アンダー、4日間で僅か1ボギーと圧巻のゴルフでトーナメントレコードを更新しました👏📝スコア速報はこちらhttps://t.co/sKvM9FW6Nx#ミネベアミツミレディス 🏆|Round4#JLPGA pic.twitter.com/Xx7DleSEoy
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序盤のボギーにも動じず、貫禄のプレーを披露
最終日は、4打差のリードでスタートした川崎選手。しかし、1番ホールでまさかのボギーを叩き、波乱の展開を予感させました。それでも、川崎選手は冷静さを失いません。5番ホールで2メートルのバーディーパットを沈めると、その後も着実にスコアを伸ばしていきます。
同学年の櫻井心那選手、尾関彩美悠選手ら、実力者たちが追い上げるも、川崎選手は落ち着いて自分のゴルフを展開。17番ホールでは、3メートルのバーディパットを決め、勝負を決める貫禄のプレーを見せつけました。
優勝した #川﨑春花 選手からファンのみなさまへメッセージです💌#ミネベアミツミレディス 🏆#JLPGA pic.twitter.com/d3johAUy9u
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苦悩の日々を乗り越えての勝利
「人前でゴルフをするのが怖かった」
試合後のインタビューでは、これまでの苦悩を吐露した川崎選手。昨年は、会場に到着しても車から降りられないほど、精神的に追い詰められていた時期もあったそうです。
それでも、スイング改造やパターの変更など、試行錯誤を重ねながら、諦めずにゴルフに向き合ってきました。今回の優勝は、そんな彼女の努力が報われた結果と言えるでしょう。
🎙️「自分の中で価値のある3勝目になったと思います」
2年ぶり3回目のJLPGAツアー優勝を果たした #川﨑春花 の優勝スピーチ🗣️
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7920円の超過料金がもたらした優勝?
今回の優勝の陰には、ある”事件”があったようです。それは、大会前日に起こった航空機での超過料金。荷物が規定重量を超過してしまい、なんと7920円もの追加料金を支払うことになったそうです。
川崎選手は、「私にとっては、大金です。しっかり頑張ろうと気合が入った」と語り、この出来事が逆境をバネにするきっかけになったことを明かしました。
次なる目標は海外メジャー?
今回の優勝で、完全復活を印象付けた川崎選手。今後の活躍に期待が高まります。海外メジャーへの挑戦など、新たな目標に向かって力強く歩みを進めていくことでしょう。