2024年度(第108回)日本アマチュアゴルフ選手権が、兵庫県三木市の 廣野ゴルフ倶楽部 を舞台に開幕しました。日本屈指の名コースとして知られる廣野ゴルフ倶楽部は、その美しさとは裏腹に、挑戦者を容赦なく試練に陥れる難コースとして知られています。
大会初日は、風速4メートルを超える風の影響もあり、多くの選手がスコアメイクに苦しむ展開となりました。そんな中、鈴木隆太選手(CCザレイクス)が7アンダーパーと出色のプレーを見せ単独首位に立ちました。
2日目は、さらに過酷なピンポジション設定となり、初日首位の鈴木選手もスコアを落とす展開に。代わって、4打差5位タイからスタートした山下勝将選手(近畿大)が、4連続を含む6バーディを奪取。通算7アンダーパーで単独首位に躍り出ました。
注目すべきは、初出場組の活躍です。
第1ラウンドを4オーバーパーで終え、65位タイグループと崖っぷちに立たされた小窪都斗選手と中村駈選手。2人とも、第2ラウンドで起死回生のホールインワンを達成し、見事決勝ラウンド進出を決めました。
特に、中村選手は「日本アマのレベルの高さを実感していた。現実的な目標は後半のラウンドに進出すること」と語っており、まさに劇的な幕切れとなりました。
厳しい予選ラウンドを勝ち抜いた選手たちが挑む決勝ラウンドは、悪天候も予想されており、最後まで目の離せない展開となりそうです。
注目ポイント
- 難コース・廣野を舞台に、若き才能たちがどのような戦略で挑むのか?
- 初出場組の快進撃は続くのか?
- 連覇を狙う中野麟太朗選手(早稲田大)は、巻き返しなるか?
日本アマチュアゴルフ選手権の行方から、目が離せません!