
6月16日、熱戦が繰り広げられたニチレイレディス2024は、岩井明愛プロの劇的な逆転優勝で幕を閉じました。小祝さくらプロ、佐久間朱莉プロら実力者がひしめく中、見事栄冠を手にした岩井プロ。今回は、彼女の優勝までの道のりを振り返りつつ、大会を彩った見どころや、今後の女子ゴルフ界への期待を語ります。
最終日に輝きを放った!岩井明愛プロの強さとは?
3打差5位タイで最終日を迎えた岩井プロ。序盤からバーディーを重ねるチャージを見せると、終わってみれば9バーディー1ボギーの「64」という驚異的なスコアを叩き出しました。まさに「圧巻」のひとことに尽きる逆転劇を演じ、今季2勝目、ツアー通算5勝目を手にしました。
岩井プロの強みは、何と言ってもその飛距離と安定感です。大会を通してドライバーショットが好調で、セカンドショット以降も常にピンを狙える位置をキープしていました。また、小祝プロも「パターがすごい上手」と語るほど、グリーン上での勝負強さも光りました。
混戦を制したのは #岩井明愛 🎉
18番でもバーディーパットを決め、3連続バーディーでホールアウト⭕️⭕️⭕️
今日8アンダーの通算13アンダーとし、去年の悔しさを晴らす大逆転優勝となりました🏆
📝スコア速報はこちらhttps://t.co/0XUPI7ruaq#ニチレイレディス 🏆|Round3#JLPGA pic.twitter.com/vlCtNAMmXd
— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) June 16, 2024
見応え十分! サイドストーリーにも注目

優勝争い以外にも、見どころ満載だったニチレイレディス2024。小祝さくらプロは、最終日に7バーディー、ノーボギーの65と驚異的な追い上げを見せましたが、あと一歩及ばず2位タイという結果に。それでも、今シーズン好調を維持していることを印象づける大会となりました。
また、単独首位で最終日を迎えた竹田麗央プロは、惜しくも4位という結果でしたが、次週の全米女子プロ選手権に向けて貴重な経験を積むことができたのではないでしょうか。
優勝を引き寄せた16番のスーパーショット
16番ホール、岩井プロは首位と1打差で迎えたこのパー4のホールで、ティーショットをバンカーに入れてしまいます。グリーンまでは距離があり、傾斜も複雑なため、パーセーブも難しい状況。
しかし、岩井プロは冷静に状況判断し、最高の集中力でバンカーショットに臨みます。そして放たれたボールは、ピンに向かって一直線! 見事カップイン!
会場はこの日一番の盛り上がりを見せました。この見事なバンカーショットが、優勝への流れを決定づけたと言っても過言ではないでしょう。
ここぞでスーパーショット💫#岩井明愛 が16番でバンカーからチップインバーディーを決める⭕️
通算11アンダーでトップタイに🔥📝スコア速報はこちらhttps://t.co/0XUPI7ruaq#ニチレイレディス 🏆|Round3#JLPGA pic.twitter.com/jpV3mN3G5Y
— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) June 16, 2024
熱戦を生んだ舞台、袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コース
今年のニチレイレディスが開催された 袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コース は、距離は短めながら、正確なショットと戦略性が求められるコースです。特にグリーン周りは難しく、選手たちは繊細なタッチと正確な状況判断を求められました。
実際、上位陣のスコアを見ても、アンダーパーをマークした選手が多い一方で、オーバーパーで苦しむ選手も少なくありませんでした。まさに「コースとの戦い」という側面も強い、見応えのある大会になったと言えるでしょう。
今後の女子ゴルフ界から目が離せない!

2024年のニチレイレディスは、岩井明愛プロの優勝という結果だけでなく、女子ゴルフ界の未来を占う大会だったと言えるでしょう。実力派の若手選手たちの台頭は、今後のツアーをさらに面白くしてくれそうです。