
女子プロゴルフの KKT杯バンテリンレディス の2Rが終わりました。今シーズン初出場を果たした川崎春花選手(村田製作所)は、通算4オーバーの68位タイで予選通過とはなりませんでした。約1ヶ月半ぶりの実戦で、現在の自分の状態と向き合う2日間となりました。
シーズン初戦までの経緯
川崎選手は、今年3月の一部週刊誌での報道を受け、シーズン開幕から5試合の出場を見合わせていました。様々な憶測も流れる中、多くのファンが復帰を待ち望んでいました。今大会は、そうした状況を経てのシーズン初戦となりました。
KKT杯バンテリンレディスでのプレー
舞台となった熊本空港カントリークラブ。初日はイーブンパー「72」とまずまずのスタートを切った川崎選手でしたが、第2ラウンドは試練の展開となります。ショットが安定せず、1番、5番、10番、15番でボギー。さらに11番パー5ではダブルボギーを叩き、スコアを4つ落とす「76」でホールアウトしました。
それでも、苦しい中でも終盤に粘りを見せました。16番パー3ではこの日初めてのバーディーを記録。最終18番パー5でもバーディーを奪い、少しでも良い形で締めくくろうという意欲を感じさせました。
川崎選手が語る現状と手応え
試合後、川崎選手は自身のプレーについて冷静に言葉を選びました。「ショットの調子があまり良くなくて。その中できのう(初日)は自分の中でも上出来でプレーができたんですけど。今日はショットが乱れて、そこからボギーとかあった」と振り返り、「きのうがちょっと出来すぎてたのかなという感じで、納得はしています」と、結果を受け止めている様子でした。
現在のショットについては「まだ不安の中で打っちゃってる」と正直な気持ちを明かしつつも、「パッティングの打ち方が『もしかしたらこうなのかな?』というのがあったので、もう少し試してみたい」と、わずかながらも次につながる手応えを感じていることも話しました。
次なる挑戦、全米女子オープン予選会へ
復帰戦を予選落ちという結果で終えた川崎選手ですが、久しぶりの実戦の場で得たものは少なくないはずです。明確になった課題と、わずかに見えた光明を胸に、次なる戦いへと向かいます。
すぐに控えるのは、4月22日に千葉県の房総カントリークラブで行われる全米女子オープンの予選会です。36ホールのストロークプレーで本戦出場権を争うタフな一日となりますが、「頑張ります!」と前を向いています。
今回の経験を糧にして、どのようにコンディションを整え、メジャー大会への挑戦権獲得を目指すのか。川崎選手の今後の取り組みが注目されます。