
国内女子ゴルフツアー「 Vポイント×SMBCレディス 」は、千葉県の 紫CCすみれコース で開催されました。ベテランの笠りつ子選手(37=京セラ)は、最終日を71で回り、通算1アンダーの7位でフィニッシュ…と思われましたが、競技終了後にルール違反が発覚し、順位が変動するという出来事がありました。
今回の件は、プロでも起こりうるルール違反ですが、初心者ゴルファーはさらに注意が必要です。

視聴者からの指摘で発覚したルール違反 – 笠選手の場合
笠選手への2罰打は、2日目のプレーに対するものでした。13番ホール(パー4)の第2打地点で、レッドペナルティーエリアからの救済に関する違反があったとのことです。
具体的には、2回ドロップしたうちの1回目がインプレーであったにもかかわらず、そこからプレーを続けたことが「誤所からのプレー」と判断されました。これは、ゴルフ規則14・7に違反する行為です。
この違反は、視聴者からの指摘がきっかけで明らかになりました。
違反の詳細とペナルティ – 正しいドロップの手順を再確認!
笠選手は、2日目の13番ホールで、レッドペナルティーエリアからの救済の際、2度ドロップを行いました。しかし、競技委員の確認により、1度目のドロップで既にボールがインプレーになっていたことが判明。
この結果、笠選手には2打罰が科され、通算スコアは1オーバーに。最終順位は7位から13位へと変更になりました。
同組競技者と当日の状況 – 注目組でのラウンド
2日目、笠選手は渋野日向子選手(サントリー)、菅楓華選手(ニトリ)と同組でプレーしていました。多くのギャラリーが注目する中でのラウンドだっただけに、今回のルール違反は残念な結果となってしまいました。
初心者ゴルファーが陥りやすいミスとルール&マナー – これだけは気をつけよう!
今回の笠選手のケースは、プロでも起こりうるミスですが、初心者ゴルファーはさらに多くの落とし穴があります。ここでは、よくあるミスとルール&マナー違反をまとめました。

- ティイングエリアでのミス:
- ティマーカーより前にボールを置いて打ってしまう。
- ティアップの高さが高すぎる、または低すぎる。(特に高さ制限のあるホール)
- プレー中のミス:
- 空振りも1打にカウントされることを知らない。
- OBやロストボールの処置を間違える。(暫定球を打つべきケースなど)
- バンカー内でクラブが砂に触れてしまう。(練習スイングやアドレス時)
- グリーン上で、自分のボールマークを直さずにプレーする。
- 他人のラインを踏んでしまう。
- ルール&マナー違反:
- スロープレー。(前の組との間隔を空けすぎない)
- 打つ人の視界に入ったり、音を立てたりする。(他のプレーヤーへの配慮)
- ディボット跡やバンカーを直さない。
- 携帯電話の使用。(マナーモードにし、通話は控える)
これらのミスや違反は、スコアだけでなく、同伴競技者やコースにも迷惑をかける可能性があります。ルールとマナーを守り、気持ちよくプレーしましょう!

初心者が特に注意すべきルールとマナー
カテゴリ | 注意すべき点 | 対策 |
ティイングエリア | ティマーカーより前にボールを置かない | ティマーカーの位置を常に確認する。 |
プレー中 | 空振りも1打、OB・ロストボールの処置を理解する | ルールブックを読む、同伴競技者に確認する。 |
バンカー | クラブが砂に触れないように注意する | 練習スイングは砂の外で行う、アドレスは慎重に。 |
グリーン | ボールマークを直し、他人のラインを踏まない | 自分のマークは必ず直す、他人のラインは避けて歩く。 |
マナー | スロープレーをしない、他のプレーヤーに配慮する | プレーの進行を意識する、打つ人の邪魔をしない、ディボット跡やバンカーは必ず直す、携帯電話はマナーモードにする。 |
大会概要とコース情報
項目 | 詳細 |
大会名 | Vポイント×SMBCレディス |
開催コース | 紫カントリークラブ すみれコース(千葉県) |
コース設定 | 6668ヤード、パー72 |
違反ホール | 13番ホール(パー4) |