
ショートコースは、スコアメイクに欠かせないアプローチとパターの腕を磨く絶好の場所です。しかし、「ただ回るだけ」では、なかなか上達を実感できませんよね。そこで今回は、ショートコースを最大限に活用し、アプローチとパターを劇的に上達させるための具体的な練習法を、自宅でできるドリルとコースでの実践方法に分けてご紹介します。
ショートコースがアプローチ&パター上達に最適な理由
ショートコースは、なぜアプローチとパターの上達に最適なのでしょうか?その理由は、主に以下の3点です。

- 実践的な距離感の習得: 実際のコースに近い距離感で、繰り返しアプローチやパターの練習ができます。
- プレッシャーの少ない環境: スコアを気にせず、様々な状況でのショットを試せるため、技術向上に集中できます。
- 多様なライへの対応力向上: 平坦な練習場とは異なり、様々な傾斜やライから打つ経験を積むことで、対応力が養われます。
自宅でできる!アプローチ&パター練習ドリル
ショートコースに行く前、そして行った後にも、自宅でできる練習ドリルを取り入れることで、さらなる上達が期待できます。
ドリル名 | 目的 | 方法 | 注意点 |
連続素振り | スイングのリズム、テンポを安定させる | クラブを2本持ち、ゆっくりと連続して素振りを行う。 | 体の軸を意識し、手打ちにならないように注意する。 |
タオル挟み打ち | 手打ちを防ぎ、体幹を使ったスイングを習得する | 両脇にタオルを挟み、落とさないようにスイングする。 | タオルが落ちないよう、体の回転を意識する。 |
的当てアプローチ | アプローチの方向性、距離感を養う | 室内用の的や、バケツなどを目標に、様々な距離からアプローチする。 | 毎回同じ距離ではなく、距離を変えながら行う。 |

ドリル名 | 目的 | 方法 | 注意点 |
連続パット | ストロークの安定性を高める | 1m程度の距離から、連続でカップインするまで繰り返す。 | 一定のリズム、テンポで打つことを意識する。 |
距離感合わせパット | 様々な距離のパット感覚を養う | 3m、5m、7mなど、異なる距離にボールを置き、それぞれの距離感を意識しながらパットする。 | カップを見ずに、距離感だけを頼りに打つ練習も取り入れる。 |
ライン読み練習 | ラインを読む力を養う | パターマットの傾斜を利用したり、本などを置いて傾斜を作り、様々なラインからパットする。 | ボールの転がりをよく観察し、ラインの読み方を修正していく。 |
ショートコースでの実践練習法
ショートコースでは、以下のポイントを意識して練習することで、より実践的なスキルを身につけることができます。

- 様々な状況を想定: ティーショット、フェアウェイ、ラフ、バンカーなど、様々な状況からのアプローチを試しましょう。
- クラブ選択の練習: 状況に応じて、最適なクラブを選択する練習をしましょう。ロフト角の異なるクラブを使い分け、距離感や球筋をコントロールする感覚を養います。
- グリーン周りの戦略: どこに落とせば寄せやすいか、グリーンの傾斜や速さを考慮して、戦略を立ててアプローチしましょう。
- ショートパットは確実に入れる練習: ショートパットを確実に沈めるために、アドレス、ストローク、ラインの読みを丁寧に行いましょう。
スコアアップに繋がる!ショートコース活用術
ショートコースでの練習を、普段のラウンドでのスコアアップに繋げるためには、以下の点を意識しましょう。
- データ収集: どのクラブで、どのような状況から、どのような結果になったかを記録しましょう。自分の得意・不得意な距離や状況を把握することで、練習の重点ポイントが見えてきます。
- 反省と改善: 練習後には、結果を振り返り、改善点を見つけましょう。
- 定期的な実践: 週に1回、月に1回など、定期的にショートコースでの練習を取り入れ、技術の定着を図りましょう。
これらの練習法を実践することで、ショートコースでの経験を最大限に活かし、アプローチとパターの腕を劇的に向上させることができます。ぜひ、次回のラウンドで試してみてください!