日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰式「JLPGAアワード2024」が都内で開催され、2023年シーズンに輝かしい成績を残した選手たちが表彰されました。この記事では、各部門の受賞者とその受賞コメントを、当日の様子が伝わる臨場感たっぷりにお届けします!女子ゴルフ界のスター達が集結した、華やかな表彰式の様子を、一緒に振り返ってみましょう。
ゴルフビジネス賞:菅野仁美 – ゴルフ界の発展に貢献した縁の下の力持ち
まず最初に表彰されたのは、ゴルフビジネス賞を受賞した菅野仁美さんです。この賞は、ゴルフの普及やゴルフビジネスにおいて、顕著な功績を残した人物に贈られる、いわば縁の下の力持ちとも言える存在を讃える賞です。
菅野さんは、2000年に個人スクールを開校して以来、現在は4店舗を経営し、なんと延べ30万人以上のゴルファーを指導してきたというから驚きです。その年商は1億2,000万円を超え、本社練習場はバリアフリー化を実現。さらに、80歳以上の方を「コトブキさん」と名付け、無料で施設を開放するなど、そのユニークな取り組みは地域貢献としても高く評価され、自治体からも表彰されています。
それだけではありません。菅野さんは心理学を学び、メンタルコーチとして医学生などに指導を行ったり、ゴルフコンペを活用した婚活事業を展開するなど、まさに八面六臂の活躍!ゴルフビジネスの分野で多岐に渡り、その普及と発展に貢献してきた功績が認められ、今回の受賞となりました。
平均ストローク第1位 & JLPGA栄誉賞:山下 美夢有 – 2年連続の快挙!
続いて、平均ストローク第1位とJLPGA栄誉賞を受賞したのは、山下美夢有選手です!平均ストロークは驚異の「69.1478」を記録し、自身が2022年に記録した「69.4322」をさらに更新しました。これで、3年連続の平均ストローク60台という快挙を達成です!
2023年シーズンを振り返った山下選手は、
「最初は波が結構多くて、それを減らせるようにというのが目標だったので、それがこうして平均ストロークにもつながってくれて良かったなと思います。」
とコメント。また、オリンピックで4位、KPMG全米女子プロゴルフ選手権で2位など、国内外で素晴らしい成績を残したことについて、
「オリンピックに出れたっていうのが、すごく嬉しくて、あの、そのオリンピックの雰囲気もすごい良くて、あの、4日間すごい戦えたことを、とても幸せでした。」
と、大舞台での経験を喜びとともに語ってくれました。
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JLPGA輝き賞:古江彩佳、笹生優花 – 海外メジャーを制した2人のニューヒロイン
JLPGA輝き賞は、その名の通り、目覚ましい活躍で女子ゴルフ界を明るく照らした選手に贈られる賞です。今年は、古江彩佳選手と笹生優花選手が受賞しました。
古江選手は、2024年「The Amundi Evian Championship」で優勝、平均ストローク1位の称号「ザ・ベアトロフィー」を日本勢で初めて獲得しました。受賞の喜びを、
「まさか自分がメジャー優勝できるなんてっていう風な思いで凄く嬉しいです。」
と語り、海外ツアーについては、
「海外生活を、まず、すると思ってなかったので、想像以上でした。」
と、海外ツアーならではの驚きもあったようです。
笹生選手は、2024年「US Women’s Open」で優勝し、2021年の同大会に続いて、海外メジャー2勝目を挙げるという偉業を成し遂げました。
「まずは自分の大きな怪我なく、1シーズンを終えられたらいいなと思っています。体調管理をしっかりしながら、そうですね、初めてのアメリカツアーなので、環境とかが変わるので、早くそういう環境に慣れて、毎週毎週ベストを尽くして頑張りたいと思います。」
と、新天地アメリカでの意気込みを語ってくれました。今後の更なる活躍に期待が高まります。
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JLPGA特別功労賞:上田桃子 – 惜しまれつつツアーから卒業、20年間の軌跡
特別功労賞を受賞したのは、女子ゴルフ界を長きにわたり牽引してきた上田桃子選手です。2005年にプロ入りし、2007年にはJLPGAツアー5勝を挙げ、21歳156日の若さで賞金女王に輝きました。これは当時の最年少記録です。その後も日米両ツアーで活躍し、JLPGAツアー通算16勝、USLPGAツアー1勝を記録。20年間にわたる現役生活で、生涯出場試合数は450試合、生涯獲得金額は10億9476万4296円という輝かしい成績を残しました。
上田選手は、2023年11月の「伊藤園レディス」開幕前日の記者会見で、2024年シーズン限りで第一線から退くことを発表しました。
受賞コメント(抜粋)
「後輩たちだけじゃなくて、先輩たちからもたくさん学ばせていただいたので、え、そうですね、私もうこれからどういう形でゴルフ界に恩返しできるかわからないですけれども、え、ちょっと一線からは離れた形で、え、ゴルフ界に貢献できるように活動していきたいなと思っています。」
第一線からは退くものの、今後もゴルフ界への貢献を続けていくという上田選手の言葉に、会場からは大きな拍手が送られました。
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メディア賞「ベストコメント」部門:竹田麗央 – 6ホールに及ぶ激闘の末につかんだ栄光
この部門を受賞したのは、竹田麗央選手。2023年「TOTOジャパンクラシック」最終日、6ホールに及ぶプレーオフを制し、USLPGAツアー初優勝を飾りました。その直後のインタビューで語った、
「ほんとうに長くなってしまってすみません」
という、激闘を物語る一言が、メディア賞「ベストコメント」部門に選ばれました。
受賞コメント(抜粋)
「本当にたくさん迷惑をかけたので、長くプレーオフをして、本当に長くなってしまってすみませんでした、という気持ちです。」
特別賞 & 賞金ランキング第1位 & JLPGA栄誉賞:竹田麗央 – 4冠達成の快挙!
特別賞、賞金ランキング第1位、JLPGA栄誉賞を受賞したのは、竹田麗央選手です!年間獲得賞金は、JLPGAツアー史上最高額となる2億6,573万16円を記録。2020‐2021年シーズンの稲見萌寧選手の記録を更新する快挙を達成しました。
受賞コメント(抜粋)
「本当にこんなに優勝できると思ってなかったので、すごくびっくりしてますし、でも本当に最後に年間女王を獲ることができて、すごく嬉しいです。」
JLPGAアワード2024 受賞者一覧
部門 | 受賞者 |
JLPGA年間最優秀選手賞 | 山下 美夢有 |
JLPGA賞金ランキング第1位 | 竹田 麗央 |
JLPGAメルセデス最優秀選手ランキング第1位 | 山下 美夢有 |
平均ストローク第1位 | 山下 美夢有 |
JLPGA新人賞 | イ ヒョソン |
JLPGA輝き賞 | 古江 彩佳、笹生 優花 |
JLPGA栄誉賞 | 竹田 麗央 |
特別賞 | 山本 薫里、JLPGAチーム(竹田 麗央, 小祝 さくら, 桑木 志帆, 河本 結, 古江 彩佳, 欠席: 笹生 優花) |
ゴルフビジネス賞 | 菅野 仁美 |
メディア賞「ベストコメント」部門 | 竹田 麗央 |
ベストプレイオブ2024 | 政田 夢乃 |
ティーチャー・オブ・ザ・イヤー清元登子賞 | 森 守洋 |
特別功労賞 | 上田 桃子 |
明治安田JLPGAステップアップツアー賞金ランキング第1位 | 権藤 可恋 |